捨てられない人は無意識に何かを捨てている。(進撃の巨人の名言から⑥)

世の中にはキャリアに影響を与える名言が溢れています。そんな名言の中から、私が出会い、私がいいなと思ったもの、皆さんにもぜひ知ってほしいと思ったものを毎週紹介しています。

今週もマンガ「進撃の巨人」から。人気のマンガなので知っている人もいるかもしれませんが、このブログを見てぜひ思い出してください。知らない人は、これを見て少しでも興味を持ってくれたら嬉しいです。4月からシーズン3のアニメがテレビでもはじまるのでこの機会にぜひ!

それでは、いよいよ今週の名言。

何かを変えることの出来る人間がいるとしたら、その人はきっと、大事なものを捨てることができる人だ。何も捨てることができない人には、何も変えることはできないだろう」アルミン・アルレルト

女型の巨人を捕獲するための作戦。その作戦はごく一部のメンバーにしか共有されていなかった。何のための作戦か、どのような作戦かも分からずに、言われたことに従う兵士たち。結果として、作戦は成功し女型の巨人を捕獲することになったが、そのために多くの兵士が犠牲となった。

もっと良い作戦があったのでは?作戦を教えてくれていれば犠牲を少なくできたのでは?今回の作戦に疑問を抱くジャン。そんなジャンにアルミンが言ったセリフが今週の名言。

今回の作戦は、仲間の中に敵がいることを想定していた。誰が敵か分からない中では、仲間をも欺くしかなかった。敵が誘いにのってくるかもわからない、敵に作戦がバレたら二度とチャンスは来ない。何が起こるか分からない中、かなりのリスクと犠牲が予想される作戦だった。それでも人類全体のために、作戦を実行したエルヴィン隊長。

そんな大きな決断をしたエルヴィンに理解を示すアルミン。後でこうするべきだったって言うのは簡単。でも、結果なんて誰にも分からない。分からなくても選択の時は必ず来るし、しなきゃいけない。 

まさにそうですよね。実際の社会でもほとんどのことがそう。正解なんて分からない、でも選択しなければいけない。ただ、自分で選択しているって感覚の人はどれくらいいるだろう?

きっと多くの人は何もしないという選択をしている、たぶん無意識に。現状維持を選択してるってこと。変えたい、変わりたいと思っていても、何もしない。だから、自分で選択をしているという感覚すらないと思う。

何もしないということは、リスクがない。その変わり何も起こらない。不満を持ちながらも、現状のままの方が楽だから。不満が解決するかもしれないけど、他の何かを失うことになるかもしれないから。だから何もしない、何もできない人が多いと思う。

でも、アルミンの言う通り、それでは何も起きないし、何も変わらない。本当に変えたい、変わりたいと思っているなら、何かを失う覚悟が必要。失うことを恐れず、選択し、行動を起こすこと。それが出来る人しか何も変えられない。本当にその通りだなと思います。

でも、本当は何もしないという選択にも、リスクがあることを知らないといけない。何も起こらないまま時間が過ぎていくことのリスク、現状に不満を持ったままいることのリスク、それも忘れちゃいけない。

変化しなくても、知らないうちに何かを失ってる。きっと、すごく大切なもの。

得るもの捨てるもの、自分で選んでみませんか?

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