【今週の振り返り】新人事制度ワーキングについて②

当たり前ですが、生きていると毎日色々なことがあります。そんな日々の生活の中で私が感じたことを毎週報告していきます。日々の生活の中で経験したこと、感じたことがキャリアとなり、その連鎖がストーリーになります。日々、少しずつ積み重なっていく私のストーリーを皆さんにお伝え出来ればと思います。

今週は、企業の人事としてのお仕事で水曜日に実施した2回目の「新人事制度検討のワーキング」についてお話しします。

私の所属する会社は、分社化により出来た新しい会社で、人事制度はとりあえず、分社前のものをそのまま使用していました。分社による忙しさもだいぶ落ち着いてきたので、そろそろ新しい会社に相応しい人事制度を作ろうということで新人事制度のプロジェクトが始まりました。今回は、先日の続きで2回目のワーキング実施となります。

今回の参加メンバーは管理職のみ。人事制度の根幹となる等級制度と評価制度についてのワーキングです。私はまたファシリテーター(^_^;)今回は社長も参加なのでさらに緊張です。半日のワーキングでしたが、それでも5時間。けっこうな長丁場で終わった時にはもうぐったり…。みんなの意見を聞きながら、新しいものを作っていくことの大変さを改めて実感しました。

今回は最初のアイスブレイクでマグレガーの「X理論、Y理論」の話をしました。前回のワーキングで色々な価値観や受け取り方があることが分かったので、根底となる人間観みたいなものは合わせたいなというか、こんな考えがあるんだということを認識してほしいなと思いこの話をしました。

X理論、Y理論は、キャリアコンサルタントのカウンセリング理論でも、最初の方に教えてもらう人間観の1つです。
人間を怠け者とみるX理論と、人間を信頼するY理論。カウンセリングの根底にある人間観は、Y理論であることを習います。これは、会社を経営する上でも、部下をマネジメントする上でも大切な価値観であると言われています。

これは人事制度を作るにあたっても大切なことです。X理論で考えるのと、Y理論で考えるのでは全く違う人事制度になります。ただ、この話をすると多くの場合は、信頼できる人もいれば、怠け者もいるよねって話になります。人によるよね、みたいな。でも、そうじゃなくこの話は、本来はどうかってことです。色々な人がいるけど、本来はみんな自己の成長を望み、主体的に働き、信頼できる人間だとみるのがY理論です。

新しい人事制度を考えるにあたっては、新しい働き方を取り入れていくことが必須になってきます。テレワーク、裁量労働制、副業、越境型研修、自己啓発休職や誰でも時短などなど…。どれもX理論だと成り立たないものばかりです。
会社と社員、双方の信頼関係があって初めて成り立つものです。まずは、会社と社員、社員同士の信頼関係を構築することが大切だなと感じました。その上で、Y理論に立った人事制度を堂々とやっていきたい。そう思った今週でした。

肝心のワーキングはというと、たくさんの意見が出てかなり拡散しましたが、なんとか収束出来たかなという感じです。色々な議論が出来、とても有意義な時間だったと思います。人事制度のワーキングを運営する上で今回学んだことは、そもそも論、会社の成長フェーズ、理想と現実、バランスの重要性です。新しい人事制度への道のり、少し兆しが見えて来た感じ。まだまだですけど、これからも試行錯誤で頑張ります!

今週は3連休ですね、1週間お疲れ様でした。

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