ネガティブをポジティブに変える強さ。(進撃の巨人の名言から⑧)

世の中にはキャリアに影響を与える名言が溢れています。そんな名言の中から、私が出会い、私がいいなと思ったもの、皆さんにもぜひ知ってほしいと思ったものを毎週紹介しています。

今週もマンガ「進撃の巨人」から。人気のマンガなので知っている人もいるかもしれませんが、このブログを見てぜひ思い出してください。知らない人は、これを見て少しでも興味を持ってくれたら嬉しいです。4月からシーズン3のアニメがテレビでもはじまるので今のうちに1、2の振り返りを!

それでは、いよいよ今週の名言。

「そうだ…この世界は…残酷なんだ」ミカサ・アッカーマン

進撃の巨人のテーマ的なもの。残酷なシーンが多い進撃の巨人に相応しすぎる名言です。

はじめての登場は、エレンとミカサが子供の頃。強盗に襲われ、捕まってしまったミカサ。ミカサを助けるために2人の強盗を倒すエレン。そこに想定外の3人目の強盗が現れ、エレンが捕まり気を失うという最悪の状況。恐怖で震えていたミカサだったが、この言葉をきっかけに覚醒する。

2回目は、女型の巨人を確保する作戦の最終段階。女型の巨人が同期のアニであることを信じたくないエレンは、戦う気持ちになれず、巨人化出来ずにいた。エレンは、ためらうことなく戦うアルミンとミカサに聞く。なんでお前らな戦えるんだと。その問いにミカサは、仕方がないでしょ、世界は残酷なんだからと答えた。この名言は、ミカサの世界観を表し、ミカサの強さを支えている価値観でもある。

ちなみにアルミンも同じような価値観を持っている。

2人とも地獄のような最悪な状況、残酷すぎるくらい最低な状況を乗り越える時にこのことに気付いている。今、突然そうなったんじゃない、最初からそうだったんだと。そもそも世界は残酷なんだと。

強いものが生き残り、弱いものは絶える。持つ者、持たざる者が存在し、格差は必ずそこにある。そんなことを今さら嘆いてもしょうがない。そんな世界だからこそ、戦わなければいけない、強くなければいけない。そう気付いた2人は急激に成長し、とても強くなりました。

これは、進撃の巨人の世界だけではなく、リアルの世界にも言えること。むしろ作者はそんなテーマをもって描いているのかなと思っています。社会の仕組みや、世界のルールが、平等や公平でないことに文句を言ったり、嘆いてもしょうがない。元々世界はそんなもんなんだから、大切なのはそこで自分がどうするか。どう戦っていくのか。

世界は残酷なんだからというネガティブな捉え方をポジティブに変えていく力。だから、自分はどうするのか。これは、自己変革の世界でも言えることです。まずは自分のネガティブなところを認めること、受け入れることからはじまる。そうしないと変われない。そのネガティブをどう捉え、どう向き合っていくのか。受け入れられないと、だからどうするのかまで辿り着けません。

ネガティブな面をしっかりと見つめ、それを強さに変えていくこと。そんなことを気付かされた名言でした。残酷な世界で自分はどうしていきたいのか、どう戦っていくのか。どちらにしても、戦う必要があるということです。戦わなければ残酷な世界に取り残されるだけ。

さあ、あなたはどう生き抜いていきますか。

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