自分が自分であることの大切さ(進撃の巨人の名言から①)
世の中にはキャリアに影響を与える名言が溢れています。そんな名言の中から、私が出会い、私がいいなと思ったもの、皆さんにもぜひ知ってほしいと思ったものを毎週紹介しています。
今週はマンガ「進撃の巨人」から。進撃の巨人は、これまでの宇宙兄弟の優しい雰囲気と違って、メッセージがかなり強め。自分もちょうど弱ってる時に読みましたが、かなり奮い立つ感じになったの覚えてます。知っている人もいるかもしれませんが、これを見てぜひまた思い出してください。知らない人は、これを見て少しでも興味を持ってくれたら嬉しいです。
それでは、いよいよ今週の名言。
「一生壁の中から出られなくても…メシ食って寝てりゃ生きていけるよ…でも…それじゃ…まるで家畜じゃないか…」エレン・イェーガー
進撃の巨人ってなんかスゴいセリフが多いんだけど、意味が深い。正直、最初はただのグロテスクなマンガなんだと思ってました。話題にはなってたけど、ただ巨人が人を喰らうっていうところが気持ち悪くて、それが話題になってるだけのマンガだろうと思ってめっちゃ敬遠してました。そうゆうの嫌いって。
でも、友人があまりにしつこく勧めてくるので試しに1巻を読んでみたら、見事ハマっちゃいました。ホント簡単な男…。そのきっかけになったのが、このセリフだったような気がします。なんかただのグロいマンガじゃないのかもって。
舞台は壁に囲まれた世界。エレンは、外の世界に憧れる少年。幼い頃から一緒に暮らすミカサと薪を拾った帰り道。壁の門兵の仕事をする駐屯兵団のハンネスたちは飲んだくれていた。そんなんでいざという時、戦えるのかとエレンは言うが、やつらが壁を壊すことがあれば、しっかりやるが、そんなことこの100年間で一度もないからとハンネスが答える。それに対するエレンの返しが今回の名言。
壁の中で何もしなくてもなんとか生きてはいける。でもそれじゃ家畜のようで人間として生きている意味がない。
これを読んだ時の自分はちょうど仕事に疲れきっていて、モチベーションがドン底の時。色々なストレスから自分を守るため、自らが〝無〟になることを決めていました。何が起きても何も感じないし、何も思わない。ただ淡々と仕事をこなしていればいい。そうやって日々をやり過ごしている時期でした。
なので、このセリフを読んでハッとさせられました。自分も家畜みたいだなって。自分の周りに壁を作って、あらゆるストレッサーから身を守ってる。自分を消して、何も考えずにただ日々をやり過ごしているだけ。なんか、自分の置かれていた環境と重なり過ぎて、1巻にしてこのマンガの言わんとすること、作者の伝えたいことが見えた気がしました。このマンガはグロテスクな非現実的を描いているんじゃない。リアルな社会を描いているんだって。
そして、自分は家畜のように働くことをやめました。ちゃんと自分の感情を持ち、その感情に向き合い、自分が自分らしくあることの大切さを思い出しました。今の自分があるのは、本当にエレンのおかげと言っても過言ではありません。1巻にしてそんな気持ちにさせるマンガ、そりゃハマりますよね笑。
社会には自分と同じように自分を消して、無になって働いている人もいると思います。そんな人たちに気付いて欲しい。それは自分ではありません。自分が自分であることを忘れてはいけません。長い人生を生きていく上では、自分らしくいることだけが大切なことです。
自分らしく生きること諦めていませんか?
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